銅製品の洗浄について

日本アートでは、黒ずみなどの変色が発生した銅及び銅合金素材(スーベニアメダルなど)を綺麗にして変色防止を行うことができます。(弊社ではスーベニアメダル自体の製造や販売及び取引は一切行っておりません。)
銅の変色と変色防止について
銅や銅合金は、どんなに綺麗にしてもそのまま置いているとしだいに黒色や緑色に変色します。これは銅自体が大気中の酸素や水分と反応して酸化することで必ず起きてしまうサビの現象です。そこで弊社では、銅めっきで培った技術を基にスーベニアメダルなどの銅合金製品を洗浄から変色防止まで一貫して処理を行うことができます。
銅の変色防止処理とは、銅が水分(人間の汗や皮脂)や腐食性ガスを誘引して緑色にサビたり、酸化被膜や硫化皮膜によって黒く変色してしまうことを防ぐ目的で行うものです。
弊社の変色防止処理は銅や銅合金(真鍮・黄銅)素材に対しての防錆・変色防止作用が非常に優れております。表面に0.1μ程度と非常に薄く透明な皮膜を形成させるため素材表面の光沢や外観を損なうことはなく、優れた撥水性と耐湿潤性を与えて水垢やシミ等の発生を防止します。ベトつきや他のモノへの転移接触付着するような不具合も起こしません。
変色防止以外の処理について
日本アートでは、スーベニアメダルに限らず銅や銅合金へのニッケルめっきや3価クロムめっきを行っています。スーベニアメダルなどの銅合金素材にニッケルめっきや3価クロムめっきを行うことで表面硬度を上げて傷付きにくすることができます。
特に3価クロムめっき(弊社Cr(Ⅲ)BWによる)は特有の青白い光沢を持ち、いちどめっきされたクロムめっき皮膜は不働態化して銅より変色しづらくなるため美観を引き立てる目的でニッケルめっきやクロムめっきを望まれる方も多くいらっしゃいます。
また、3価クロムめっきは従来の6価クロムめっきに代表される「6価クロム酸」などの人体に害を呈する物質を一切含まず用いないため、めっき後に素手で触っても人体に問題はありません。